怖いのは人間
昨日、大阪の中心で火事がありました。冬場は火事が多いものですが、ビルの4階、25平米が燃えただけなのに、死者24名って何故?と思ったら、引火するような液体を暖房器具の横において蹴るという、考えられないような放火だったらしいです。亡くなったかたには、心からのご冥福をお祈りいたします。
火事で多大な犠牲者がでるのは、たいていの場合放火が原因なのではないでしょうか?京都アニメーションの火事もしかり、20年ほど前の、新宿の雑居ビルの火災もそうだったように記憶しています。雑居ビルで避難しにくいということを差し引いても、放火でなければ、こんなにも多くの犠牲者はでなかったのではないかと思います。
話は違いますが、最近東京では、アメリカから帰国したオミクロン株のコロナ濃厚接触者が、14日間の自宅待機と誓約書まで書きながら、おそらく恋人と2日間もともにし、その恋人と思われる人が熱がありながら、会社やサッカーに行って、けっきょく両者とも感染していたということがありました。これはあまりにも軽率で、誰もが迷惑千万な話と感じたに違いありません。
こうなってみると、一番怖いのは人間。大きな目でみてみれば、各地で災害が起こっているのだって、地球温暖化が原因というのがほとんどだし、その地球温暖化だって、けっきょくは人間がしてきたこと。なんだかなぁっていう感じです。
自分だけよければそれでいいという考えを捨てて、すべての人が他人のことも考えて生きられれば、もう少し住みやすい世の中になるんじゃないかとつくづく思います。
今週は「凍星に柔らかなぬくもりを」、23名の作家によるコミックアートを主とした展示。冬の寒さに負けないようなふわふわもこもこなイメージがテーマです。架南さんが主催されるコミックアートの展示は当ギャラリーで今年7回目、今年最後のジュイエの展示にふさわしいです。是非お越しください。20日まで。